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個人、会社、管理組合等の団体などに、将来の目盛資産形成、運用などの資産管理の提案を行います。過去数年の実績をもとに、将来の夢や展望を置き、それが実現可能か、どうやって実現していくかを依頼された方と一緒に考えていくものです。「年を取ったから今の生活ができればいい」「管理組合は利益団体ではないのでプランなど不要だ」などという人がいます。しかし、夢や展望のない人や組織に明るい明日は望めません。重いルールに拘束された面白みのない生活や組織運営になり、周りの人は離れていってしまいます。
 
会計帳簿や家計簿は何かと将来の展開を、どちらかと言えば暗い方向に縛ってしまいます。一方で過去が恵まれた環境であればその環境は永遠に続くものと勘違いさせてしまいます。夢や企画は、それを期待している人や組織にしか実現されません。そう、宝くじだって、当たらないからと言って買わない人に「当選」という言葉はありえないですよね。
 
一方で、「夢の実現」は易しいものからとても難しいものまであります。易しいからと言っても、必ずかなうとは限りません。むしろ、約束されていることは「夢」とは言わない方がいいと思います。「不確実性」ということを受け止めて、複数のパターンを作っていく、そして必ず将来のどこかの時点に分岐点を置いていくということが重要です。一人で、あるいは組織の中だけで将来を考えると、低く達成できそうな目標を一つだけ決めてしまい、それに縛られてしまうことが多くなります、そしてかなわない時「失望」だけが残ってしまいがちです。これでは、単なる目標であって、かなえたい「夢」にはなりません。なっても「重荷」だけです。

今、ライフプラン、マネープランという言葉がよくつかわれています。終活も流行っています。でも、多くは将来を固く「決め」ようとしていて、決してフレクシブルなものにしようとしていません。
 
人生を、そして組織の将来を豊かな「夢」を持てるものにするため、お手伝いをするのがファイナンシャルプランナーの仕事です。決して依頼された方の将来を「決める」ことではありません。金融・不動産関連を中心とした情報提供を通じ、選択肢の提供をしていくことです。やはり、「お金」の物差しは、将来を考える重要な目盛が刻んでありますので。そして、大切にしていることは成功例だけでなく失敗例もその要因も含めて伝えられることです。
豊かな未来のために、「ファイナンシャルプランナー」を活用してみませんか。

一見縁のない語句の様ですが、実は大きな関りを持っています。

「長期修繕計画」という言葉は聞いたことがあると思います。「建物・設備の話だから素人にはわからない、決まった修繕費だけ払っていればいいのでしょう」というマンションの区分所有者も多くいます。でも、住む人があってこそのマンションの「長期修繕計画」ですから、無関心では困りますね。まずこの計画のメインは資金計画ですから、マンション管理組合を一つの経済主体捉えれば(当たり前のことなのですが)マンションのファイナンシャルプラニングを行っていることに間違いはないですね。

 
マンションは、区分所有者の方々にとっては大切な財産です。そのマンションの全体の「管理」は一人で決められるものではありません、区分所有者の皆さんが「合意」して自身で将来を決めていかなければなりません。「住居」にしているからと言っても立派な資産の運用ですね。この形は、いうなれば中小企業に出資しているようなものです。そして皆さんが経営に関わることができるのです。

「マンション管理組合は『利益』を求める団体じゃない」から、経営は考えなくていいという人もいます。でも、これはただの無関心でしかありません。やはり、将来長くにわたり、「このマンションに住みたい」人が多くいること、これは資産価値の維持・向上の重要なポイントです。専有部分のことだけでなく、マンション全体の共有部分の適切な維持管理の資産価値の維持のために、管理費等の適切な収支を考え、将来も快適に住み続けられるような「設備」のあり方を考えていくこと、すなわち「マンションのファイナンシャルプラニング」を考える事は、大切なことだと考えています。